実践1

ヨーロッパ言語の中には,特に16世紀以降のヨーロッパ(列強)の拡張に関し,歴史上の(影響)力を反映しているという点において,英語に匹敵するものもある例えば、スぺイン語はおよそ3億3千万人の人々に話されている、共通語がなければ意思の疎通ができなくなるほど多様な民族からなる国や地域においては、一つのある言語が「共通語」として重要となるかもしれない。このことは英仏の旧植民地のように,(英仏から)独立したあとできえ,またヨーロツパの言語が象徴する政治的、文化的価値観にあからさまな敵意がしばしばあるにもかかわらず,日・宗主国の言語が不可欠であり続けているような場所に特に当てはまる。

実践2

家族のアルバムを手にとって,ページをめくるだけで,ある家族に属するものは,自分の家族には体系と歴史があると自分を安心させることになるのかもしれない.最後に会ってからかなりの時間が過ぎていて、実際には、家族内の2人の間に共通点がほとんど残っていない場合には,家族のアルバムを見るほうが,2人の再会そのものよりも,より大きな情緒的満足を与えてくれるかもしれない。

実践3

「マンガ」が描かれている手法は,日本人が西洋に対して劣等感をもち「白人」にあこがれていることを示すものだと,外国人はみなしているように思われることが多い、私はそうではないと思う、日本人は自らの「アジア人的要素」のみならず西洋に対しても相反する感情をもっているかもしれないが,民族主義的要素を色濃く示すことも多い。日本人以外(の者)には受け入れ難いことかもしれないが「マンガ」に対する外国人の認識は、普通「マンガ」を創作し楽しんでいる日本人のもつ偏見についてよりもそのような外国人のもつ偏見について多くのことを教えてくれる,と私は思っている.